特許の上手な出し方

 
  ナゼ? 御社は、

 侵害や模倣を ヤメさせられない チッポケな 特許権を

取ろうとする のですか・・・?



        あなたは

 こんな間違った 特許の出し方を

していませんか・・・?


 例えば、試作品をつくったり、製作図を書いたりし、それらの試作品や図面を弁理士に渡し、説明もそこそこに『先生、後は頼みます』  

 或は、たった一つのうまくいった試作品を弁理士に渡し、『先生、これを特許出願して下さい。後は、宜しく!』

 ・・・・・ こうした出願を私は『丸投げ出願』と言います。



 こんな特許の出願依頼では、弁理士としても、試作品や図面或は依頼人の説明の範囲でしか特許明細書に書けません



  弁理士は、プロだろう・・・! と言う方もおられますが、

  弁理士は、明細書書きのプロですが、発明のプロではありません

  占い師や心理学者でない弁理士が、出願人や抜け道探しの名人の頭の中まで読みきれません。



 出願人の頼み方次第で、特許権の抜け道を探し出したモノマネ商品合法的模倣品:坂井の造語》が、大威張りで出回ります。



 権利を広げたり、権利を強くしたりするには、出願人の協力が必要なのです。





   自分の商品は、

   自分の特許権は、自分で守る


   という考えで、弁理士に特許出願を頼んでください。



 弁理士や特許法が、守ってくれるのではありません。

 弁理士は、特許出願の補助人です。

 最終的に、あなた自身が守るのです。




 医者に掛っても、医者の指示を守らなければ、病気は治りません。

 病気を治すのは、あなた様自身なのだと同様に !

カップ容器は 4本も同日出願した

 事例:「カップ容器


 この事例は、大企業だから4倍の経費をかけて「落し穴」から逃れたが、零細・中小企業には、これだけの経費をかけられません。

 図1  カップ1.gif  図2 カップ2.gif


 図3-1 カップ3ホ視.gif  図3-2  カップ3断面.gif

 図4-1  カップ4ホ視.gif   図4-2  カップ4断面.gif


 


 図を見てください.

 この某社の出願は、ゼリー状の食品を入れる小容器(カップ)です。



 4件もの特許出願が同じ日に出願されました。

 もちろん、出願経費も審査請求料も4本分、大企業ならではの贅沢な出願です。



 例えば、図1から4のうち図1の実施例1つだけを書いて出願し、特許権が取れたとき、他社が図2から4を商品化した場合、権利に触れるでしょうか?

 これは、大変危険です。

 他の3本の内の1本を他社が実施しても、模倣にならない可能性が強いのです。



 理由として、

  1. 1本の出願で4本の出願を総合できる請求項をつくることは
    大変難しい

  2. 例えできたとしても、裁判官の判断で明細書の実施例に権利が
    限定される危険があります。



 それでは、4つの図と4つの実施例を1本の明細書に書いて、単にそれぞれの請求項を並べれば良いのでしょうか?

 これも危険です。

 もし、物まねする第3者が知恵をしぼって、実施例とチョッとだけ違う形で、請求項をクリアーした場合、これも模倣にならない可能性があります。



 それではどうしたら良いのでしょうか?

 模倣者と知恵比べです。

 この段階で取れることは、4つの実施例を1本の書類にまとめ総合する請求項を作った上で4つの実施例を含む上位概念の請求項を作ることです。

 少なくとも、これくらいの対策をニってください。



 出願時点で、全ての可能性を考え出すことは、容易ではありません。

 不可能でしょう。

 100%完全な模倣防止対策はあり得ませんが、1つだけの実施例ではなく、2つ以上の実施例を書いた上で総合請求項と個別請求項を書き、更に、総合請求項と個別請求項の間に何段階かの請求項を作ると良いでしょう。



 できることなら、弁理士に頼む前に

 出願するアイデアと

  『同じ目的で、同じ効果が得られる別の例をできるだけ多数拾いだし、

   これらの例のうち、絶対にマネられたくない例を

   最初のアイデアと一緒に弁理士に伝える
』ことです





 しかし、小さな会社の最高の模倣防止対策は、キャノンのコピー機のように

 最高の自社商品を凌ぐ、より優れた商品を開発し続けると共に特許も出願し続けることです。





 模倣防止対策は、経費削減策につながる

 このように1本の特許出願で複数の実施例も書き加え、全体を1本の請求項にまとめると1本で複数本分の特許出願ができます。

 権利も3倍・・・5倍・・・10倍・・・と強化されます

 出願経費も別々で出すよりグ〜ンと割安です。審査請求の基本料金は、1本分ですからこの点でも安くつきます。ただし、特許法に決められた範囲に限ります。

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