このコーナでは、【非まじめ発創法】による商品開発のやり方の流れを具体的事例で説明しましょう。
先ず始めに、【非まじめ発創法】の基本的な流れです。
「観て」 ⇒ 「目的を追求し」 ⇒ 「手段を組合せる」 ⇒ 特許商品
たったこれだけです。
「なァ〜んだ・・・! それだけか。 バカバカしい・・・!」
と言わないで、読み進めてください。
この「なァ〜んだ・・・!」が、できないのが我々人間なんですから。
それでも「バカバカしい」と思う人は、この先を読まないほうがいいですね。
そこのバカバカしいと思ってる人に伺いますが、
「あなた様は、今までに何件の特許商品を開発しましたか・・・?」
特許権のある商品ですよ!
「あなた様の特許商品、発明に何日かかりましたか・・・?」
「1週間から10日で開発できるよ」
それは、素晴らしい才能です。
そんな素晴らしい才能の持ち主が、この、【非まじめ発創法】を読んでもしょうがないですね!
話を戻して先に進みましょう。
この【非まじめ発創法】の「観る」から「特許商品」までの流れを具体例を使って商品の開発経過を説明します。
特許商品も一般の商品も考え方は同じです。
ほかのコーナーで説明した「特許の本質」を理解した上で【非まじめ発創法】により「観て」、「目的を追求し」、「目的達成手段を組立て直せ」ば、30日で特許商品を開発できます。
また、「何を観るか?」、「何処を観るか?」、「どんな目的を追求するか?」、「どんな手段を組立てるか?」で開発商品が様変わりします。
事例
「トイレットペーパの目的を追求」 ⇒ 「温水噴射式便座」
を取上げてみましょう。
この例から発想過程の考え方を読取っていただければ、あなた様の発想力は高まります。
トートー製品の後講釈と捕らえていては、新商品を開発できません。
考え方を学び取ることが大切です。
くれぐれもご注意下さい。 考え方ですよ・・・!
従来のやり方で新商品を開発するには、発想の柔軟さが不可欠でしたが、柔軟な発想力がなくともユニークな新商品を開発できる方法があります。
それが、ここで説明する【非まじめ発創法】です。
【非まじめ発創法】は、先ず始めにモノ・ゴトを「観る」ことから始まります。
「見て観ざる」という諺もある通り、「見た」つもりでも「観えていない」のが人間の目です。
次に、「観た」モノ・コトの「目的を徹底的に追求」します。
続いて、「徹底的に追求した目的」を具体化する手段をあなたの知識や調査して得られた情報の中から選び出し、組立てなおすのです。
これだけ! たったこれだけで新商品が開発できます。
この新しい知識や情報の「組立て方」が、過去にないユニークな「組立て方」であれば特許権が取れます。
これが、【非まじめ発創法】による新商品開発法です。
具体例でいえば、(分り易いからと言ってもトイレの話でご免なさい!)
例えば、みなさんは「トイレットペーパから温水噴射式便座」を発想する方法を知っていますか?
さすがに発想が飛び過ぎてよく分からないと思います。
これは、「目的を追求する」ことにより自動的に発想を転換し、ユニークな新商品を開発する方法を説明するために使う例です。
つまり、「目的を追求」すると、楽々と発想が転換して「トイレットペーパから温水噴射式便座」が開発できるのです。
「観る」
そのためには、トイレットペーパをヨ〜ク「観みて」ください。
「見た」だけでは、ダメですよ!
『観る』のです。
「トイレットペーパは、柔かく吸水率の高い長〜い紙をロール状に巻き取ったもの」な〜んてのは、チョッと丁寧に「見た」だけでしょう。
「トイレットペーパの本質」をよ〜く「観て」下さい。
「観れ」ば、開発できますが、「見て」いても開発できません。
大変重要なことなのでもう一度言います。
トイレットペーパを「観」ましたか?
「トイレットペーパの本質」は、「無数の植物繊維(パルプ)を吸水率が高くかつ柔かい状態で寄せ集め、薄く長く引き伸ばし、ロール状に巻き取ったもの、と言えるでしょう(別の表現方法や」考え方もあるでしょう)。
「目的の追求」
次は「目的の追求」です。
それでは、「トイレットペーパの目的」は、何でしょうか?
トイレットペーパの目的は、肛門から大便の残りかすをぬぐい取ること。
はい、その通りですが、何のためにぬぐい取るのですか?
肛門に大便の残りかすがついていると、
気持ちが悪い
下着が汚れる
臭う
乾いて周囲に飛び散る
・・・・・・・・・・
それだけですか?
もっと大切なことに気がつきませんか?
無無無、ムムム、ムムム・・・・・・・・・???
分かっていることなのに気づかない・・・!
「肛門を清潔にし、健康で爽やかな生活を維持する。」
余りにも当り前で、あなたにも分かっていることですが、意外と気がつかないと言うか忘れています。
この分かっていても気がつかないことに気づくことが大切なのです。
分かっていても気づかなかったことが、ユニークな意外性のある存在であればあるほど素晴らしい新商品を開発できます。
このような分かっていても気づかないことで他のものがあったらドンドン拾い出してください。
参考までに、こんな「目的を追求」したら全く別の商品が生れます。
上の例では、
「トイレットペーパの目的」を追求した上で「トイレットペーパ」の代わりに何を使うか?
を検討しましたが、「トイレットペーパの目的」を「肛門を優しく保護しながら清潔にする」としたら別の答え:ウェット式「トイレットペーパ」や「消毒液付「トイレットペーパ」が、開発されるかもしれません。
また、例えば、「トイレットペーパ」の目的の代りに「トイレットペーパの使い易い置き方」を目的とすれば、いろいろな「トイレットペーパ用ホルダー」が開発されることでしょう。
日比野省三氏は著書の中で「トイレの外にある手洗い水の目的」を追求された例を上げておられます。
このように「目的の追求」をどう表現し、何を追及するかで結果としての開発商品が変わってきます。
従って、他社商品と「目的」がチョット違うだけで、全く別個の商品が開発されますから、権利侵害の恐れがないのです。
むしろ「どれだけユニークな目的を設定できるか」が、命といえるでしょう。
実施手段
話を元に戻しましょう。
それでは、肛門を清潔にするためにトイレットペーパ以外の方法で何がありますか?
あなたの知識を総動員してください。
あなただけでなく周囲の人の知識も総動員してください。
もし、あなたが知らない知識が欲しければ、あらゆる技術情報を調べてください。
これらの知識の中からトイレットペーパを使わないで「肛門を清潔にする方法」を組立ててください。
クダラナイト思われるものでもドンドン上げることが大切です。
そのクダラナイと思われることが、重大なヒントかもしれません。
例えば、
・ ワラや木の葉でぬぐう・・・大昔はそうだったようです?
・ 薬で取る・・・高くつきそうです。
・ 水で洗う・・・冬が大変です。
・ 温水で洗う・・・これなら冬でも、高齢者でも大丈夫です。
でも、狭い便所の中でどうやってお尻を洗うか?
これをどう具体化するか?
お尻を洗うには、お尻がスッポリ入る容器が必要です。
一般に便所は狭く、そんな設備が入れるゆとりがありません。
ここでもう一度「目的」を「観直し」てください。
「観直し」です。
※ 最初から「見直し」ではありません。階段で例えれば、
数段上に上がっています。
この様に、必要に応じ、随時「見直す」ことも重要です。
「目的」は、「お尻を清潔にする」ことではなく「肛門を清潔にする」ことでした。
局部的に「肛門或はその周辺」が清潔になればよいのです。
と言うことは、「目的」が「肛門を洗う」から「お尻を洗う」にすりかわっていたのです。
肛門を洗った温水が、周囲を濡らさない方法を考えれば良いわけです。
そのためには、便器に腰掛けたまま肛門を洗えればほぼ解決です。
サア〜 あなたは、どうしますか?
・ 肛門めがけてノズルから温水を噴きつける
・ これなら肛門を洗った水が、そのまま便器の中の落ちますから周囲を濡らさないで済みます。
手も使わずに肛門も洗えました。
折角手を使わずに肛門が洗えたのですから手を使わずに濡れたお尻の後始末もしましょう。
タオルやトイレットペーパで拭き取れば、濡れたタオルやトイレットペーパの後始末が必要です。
サ〜テ あなた様ならどうしますか?
・ 濡れたお尻の水滴を強制乾燥させる
・ どうやって強制乾燥させるか?
送風機(ドライヤー)でお尻に空気(冬は温風)を吹き付け、強制的に乾燥すれば、タオルやトイレットペーパ即ち手を使わずにすみます。
如何ですか。「トイレに入って衣類を下げ、排便した後、肛門めがけてノズルから温水を噴きつけ、濡れたお尻を温風で乾かす」:「温水噴射式トイレ」の誕生です。
この「温水噴射式トイレ」は、トイレットペーパを使っていません。
従って、トイレットペーパを通して大便の中の細菌が手にくっつき、更のその細菌が衣類などにくっつくことがありませんから大変衛生的です。
如何です。こんな考え方で新商品を開発したら楽しみながら発想の転換が簡単にできます。
情報調査が必要なのは、知らない技術が欲しいときだけで、情報分析も簡単で短期間に終わり、楽しみながら開発を進められますから開発者にストレスも溜まりません。
何よりもアッと言う間の短期開発ですから、ライバルは対抗策を取る閑がありません。
あなたも明日からではなく、今日只今から始めましょう。
サモナイト ライバルが、先に始めるかもしれませんよ!
