●◎● 非まじめ・メールマガジン ◎●◎
『 実施例が、多いほど良いか ? 』 No1.
2008.6.17. 70号 非まじめ発創塾 坂井 徳栄
◎●◎ http://www.himajime11.com ●◎●
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◆【特許についての私の思い】
中小企業の社長さん!
特許が取れても、『特許の落し穴』に落ちれば、模倣を防げません!
『特許の落し穴』は探すな!
『発明の本質』をつかめば、『特許の落し穴』が観えてくる!
先ずは、出願したい発明を『徹底的に観る』ことから始めよう!
アイデアの【本質】を追求する【非まじめ発創】で
御社の特許権を強化し、侵害・模倣から守りましょう!
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非まじめ塾の坂井です。
今日の『非魔人コーナー』は、
ホームページのリニューアル完了のお知らせで〜す!
何はともあれ覗くだけでも覗いてください。
■ 本日の【非まじめメルマガ】
◆【非魔人=超凡人コーナー】
◆【読者様の声】
◆【非まじめ発創】
◆【あとがき】
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◆【非魔人=超凡人コーナー】
長い間、お待たせしました。
ようやく、ホームページのリニューアルが完了しました。
現状の私にとって最高のホームページになりました。
ちょっと、覗いてみてください!
でも、取り除かないでくださいね。
⇒ URL http://www.himajime11.com/
覗いた感じは、いかがですか。
様変わりでしょう!
私のホームページでは ないみたい。
タイトルも強烈で
特許の模倣を防げない落し穴をご存知ですか?
侵害・模倣を防ぐ、強い特許権の取得をご支援します!
特許の落し穴にはまると模倣を防げません!
挙げ句の果てに、中見出しが
弁理士への【丸投げ出願】は絶対に止めてください!
ここまで書けたのは、
有限会社セッションの取締役:押尾さんのご協力のおかげです。
※ 悪名高いライブドアに買収された有限会社セッションでは
ありません。
さすが、ホームページつくりのプロ!
TBS(ショッピングサイト)、日立ハイテク(テレビ会議システム)、
飲食店繁盛会、やきとんR30、ラーメンしょうやを始めとしたホーム
ページや、女性向け雑誌(小○館)の携帯サイトのシステム開発・構築・
企画・運営などを手がけてこられた会社です。
このような数々の実績のある有限会社セッションに
縁あってお願いできたことが、むしろ不思議です・・・!
もちろん、私のことですから、『丸投げ』なんかしませんよ。
例え下手であっても、下書き原稿は、自らの手で書きました。
あれも書きたい、これも書きたい、と言うことで、
ダラダラとした長〜い、長〜〜〜い、下書き原稿を・・・!
それをここまでキリリト引き締めていただきました。
有り難う御座いました。
同社のホームページによりますと、
有限会社セッション様は、
インターネットを絡めた戦略立案から、インターネットマーケティング、
WEB・WEBシステム構築までをプロデュースする会社です。
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◆【読者様の声】
東京・神田の吉岡様から次のようなメールが届きました。
< 引用開始 >
非まじめ・メルマガを読んでいる吉岡ですが、無料レポートも読みました。
実施例は多いほど良いのでしょうか?
今、出願準備をしているところですが、非まじめ発創の考え方を参考に
考え始めると5つや6つで終わりません。
これをみんな書くと、とんでもなく長い明細書になり、弁理士からものす
ごく高額の請求書が来そうです。
実施例は、どれくらい書けば良いのでしょうか?
< 引用終了 >
さて、この質問、あなたなら何とお答えになりますか?
正直、私にも『実施例は何個書くと良い』とは、答えられません。
ケース・バイ・ケース、としか答えられません。
でも、これでは、答えになっておりませんね。
吉岡さんに失礼なだけでなく、私に期待されている方々にもアキレ
返られて、パテント・アドバイサー失格です。
というわけで、今日の『非まじめメルマガ』は、
『 実施例は、多いほど良いか ? 』
とつけました。
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◆【非まじめ発創】
それでは、『 実施例は、多いほど良いか ? 』の始まりです。
先ず始めに、とんでもなく長い出願をご紹介しましょう。
もしかすると、ここに紹介する公報は、前にご紹介したことがあるかも
しれませんが、書く内容が違いますからご容赦願います。
【公開番号】特開2002−161942
【発明の名称】免震装置、滑り支承また免震構造
というものです。
これは、私のお客様から教わった公報です。
興味がある方は、【特許電子図書館】で見てください。
⇒ http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl
開けてビックリ玉手箱、腰を抜かさないでくださいね。
【特許電子図書館】で検索すると、『(書誌+要約+請求の範囲)』の前に
『※長大データ(図面が200個以上)のため、図は表示されません。』
と表示されているではありませんか・・・!!!
『図面が200個以上』ということは、『実施例が200個以上』ある
と言うことも考えられます。
驚き、桃の木、山椒の木です。
ただただあきれ返るばかりで、私には中身を読む元気がありません。
先ほどの【特許電子図書館】で、この『公開公報』を見ました。
何と! 明細書の総ページ数が、1099ページもあるんですよ!
参考までに【請求項1】と、最後の【請求項263】を書いておきます。
【特許請求の範囲】
A.免震装置1.十字型免震装置・滑り支承、または十字重力復元型
免震装置・滑り支承1.1.十字型免震装置・滑り支承、または十字
重力復元型免震装置・滑り支承【請求項1】免震される構造体と免震
される構造体を支持する構造体との間に設けられ、下向きの凹型滑り
面部(すべり・転がり面部、以下同じ)または平面型滑り面部を有する
上部材(上部スライド部材)と上向きの凹型滑り面部または平面型
滑り面部を有する下部材(下部スライド部材)とが、互いに交差する
方向に係合し、スライドできるように構成され、かつ、前記上部材を
免震される構造体に、前記下部材を免震される構造体を支持する
構造体に設けることにより構成されてなることを特徴とする免震装置・
滑り支承、またそれによる免震構造体。
・・・ 中間省略 ・・・
【請求項263】免震される構造体と、免震される構造体を支持する
構造体との間のフレキシビリティを保証する排水設備において、免震
される構造体を支持する構造体に設けられた排水枡と、その中に突き
出した排水管を持つ中間排水枡と、中間排水枡の中に突き出した
免震される構造体側の排水管とから構成されてなることを特徴とする
免震構造体用設備、またはそれによる免震構造体。
【審査経過】をクリックし、『出願情報』を見ますと、
『公序良俗記事』には、『違反している』となっています。
これは、もう『特許庁にある包袋(1出願ごとに一括された書類)』を
取り寄せてみるしかありません。
しかも、その下を見ていくと、『更新日付』は『(平14.5.31)』で
終わっています。
今日は、平成20年6月17日ですから特許庁が6年間記事の更新を
怠っていることになりますが、〜〜〜?
野次馬根性でこの出願の出願経費の概略を計算してみましょう。
この出願は、出願人自身が書いたのですが、もしも、弁理士に頼んで
出願したとしたらどれくらいの経費がかかるでしょうか?
一般的な特許事務所の計算基準で計算しましょう
受任料 ・・・ 180,000円 ・・・・・・・・・・A
つぎ、請求項が、1項1万円です。
263項 × 10,000円 = 2,630,000円 ・・・・・B
請求項を作るだけで263万円ですよ!
つぎは、明細書です。
2002年に公開された当時の手元の記録によりますと、明細書が
約120ページですから、1ページ4,000円で計算ことにします。
120P × 4,000円 = 480,000円 ・・・・・C
つぎ、要約書 1P × 4,000円 = 4,000円 ・・・・・D
図面は、描く内容によって、複雑になるほど高いのですが、ここでは
計算を単純にするため、1図4,000円とします。
図面が、なんと507図もあるのです。
507図 × 4,000円 = 2、028,000円 ・・・・・E
そして、最後が特許印紙代が、 16,000円・・・・・F
これを合計してみましょう。
A・・・受任料 ・・・・・・・・・・ 180,000円
B・・・請求項 ・・・・・・・・ 2,630,000円
C・・・明細書 ・・・・・・・・・・ 480,000円
D・・・要約書 ・・・・・・・・・・・・ 4,000円
E・・・図面 ・・・・・・・・・ 2、028,000円
F・・・特許印紙代 ・・・・・・・・ 16,000円
合 計 ・・・・・・・・・・・・ 5,338,000円
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これで驚いていてはいけません。
先日、『アンジオテック インターナショナル アーゲー』と言う会社の
特許公報を見つけました。
驚きを通り越してアキレはてました。
特許番号 :特表2007−513083
発明の名称:医療用移植片および繊維誘発剤
出願人 :アンジオテック インターナショナル アーゲー
全頁数 :1136
請求項の数:10247個
特許番号 :特表2007−513650
発明の名称:移植可能なセンサーおよび移植可能なポンプならびに瘢痕化抑制剤
出願人 :アンジオテック インターナショナル アーゲー
全頁数 :806
請求項の数:11180個
特許番号 :特表2007−516742
発明の名称:電気装置と瘢痕化抑制剤
出願人 :アンジオテック インターナショナル アーゲー
全頁数 :904
請求項の数:13305個
特許番号 :特表2007−514472
発明の名称:軟組織移植片および瘢痕化抑制剤
出願人 :アンジオテック インターナショナル アーゲー
全頁数 :1295
請求項の数:19368個
特許番号 :特表2007-516740
発明の名称:医療移植片(implants)および瘢痕化抑制剤
出願人 :アンジオテック インターナショナル アーゲー
全頁数 :1688
請求項の数:17517個
この会社は、スイスの会社で、世界中に国際出願しています。
日本にも10本出願しているそうです。
当然、日本出願には、日本語の翻訳文がついていますから翻訳代
だって膨大な金額だろうと思います。
最後の『特表2007−51674』が
1688ページ、請求項の数が17517個。
しかも、日本では、片っ端から審査請求しているので、審査請求料を
計算してみましょうか?
出願審査請求は、
『168,600円 + (請求項の数 × 4,000円)』ですから
17517項 × 4,000円 = 70,068,000円
7千6万8千円の審査請求料!
目まいがしてきました・・・!?!?!?
これは、あくまでも審査請求料だけですから、日本出願の費用と、
翻訳代を加えたら1億円じゃ〜すまないですよね。
それも、世界各国に出願しているのですからとんでもない話です。
逆に、日本語から英語に翻訳する場合は、1wordsにつき25〜30円
ほどかかるようです。
この原出願は、スイスですからスイスの公用語、フランス語・ドイツ語・
イタリア語・ロマンシュ語の何れかで書かれたのでしょう。
もし、フランス語かドイツ語なら1語40〜50円かかるそうですが、
こんなに長い明細書はどれくらいかかるのでしょうか?
しかも、日本の弁理士が代理人として出願しているのですから、
スイスと日本の両国の弁理士料も加えると膨大な出願料ですよ。
目まいどころか、気絶しそうです!
ごめんなさい、長くなりますので、続きは次回のお楽しみ・・・!
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◆【あとがき】
6月3日の68号にも書きましたが、プロスキーヤーの三浦雄一郎
さんはすごい人ですね。
三浦さんは、03年に70歳7カ月でエベレストに登頂し、世界最高齢
記録としてギネスブックに登録されていました。
06年12月と07年6月に2度も心臓の不整脈手術を乗り越えられ、
75歳7カ月で6月26日午前7時33分(日本時間同10時48分)
見事、2度目のエベレスト登頂と言う快挙達成に成功されました。
三浦さんは、「人間の限界に挑戦したい」と夢を追い続けたそうです。
それに比べると、私の夢の小ささ際立ちます!
標高638mの弥彦山さえ歩いて昇る元気がありません。
考えると、ミジメになるから考えません。
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今日も、最後までお読みいただきまして 本当に有り難うございました。
困りました! 書いているうちに、あれもこれもと、長くなり1回で書き
きれず、またまた続きもの!
なにはともあれ
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発行責任者:坂井 徳栄 himajime@apost.plala.or.jp
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