目の当りにした【特許の落し穴】

目の当たりにした【特許の落し穴】

実は、私が・・・・・間近に見て体験した実例です・・・・・
30数年ほど前に私が、東京の田無市(現西東京市)に住んでいました。ここに、従業員数名のS電機と言うちっちゃな会社がありました。

このS電機のO社長が『窓用換気扇』を発明し、建築資材ルートに流しましたところ、最初から売り上げが快調に伸びました。

売り上げの絶好調に上機嫌なO社長!

その上、松下を始めとする大手家電各社から続々と『サンプル出荷の要求』があったものですからO社長は、大喜びで舞い上がってしまいました。

そして、銀行借入してまで設備投資を先行したのですが、これがとんでもない『落とし穴』だったのです。

その後、『サンプル出荷』した大手家電からは、待てど暮らせど『ナシのツブテ』・・・。シビレを切らして連絡をとっても返事がありません。
 
今思えば当たり前なんですね。
特許逃れした改良品の開発が目的だったんですから・・・!

そして、良い新商品ほど、モノマネされるんですよ。
大手家電は、素晴しいアイデアの『窓用換気扇』をみて、特許権の一部の部品を外した模倣品(合法的模倣:私の造語)を発売したんですから零細企業のS電機は、ひとたまりもありませんでした。
アッという間もなく、乳飲み子を抱えて お父さんならぬ倒産です。

ナゼこんなことになったのでしょうか?

特許出願した内容が『特許の落し穴を持った』貧弱な内容のまま弁理士に『丸投げ出願』したのです。たとえ特許権が取れても、マネたら止めさせられる内容ではなかったのです。

この一件で、私は『特許の落し穴の恐さ』を思い知らされました。
それから十数年後、商品開発にかかわるようになったのですが、このS電機の『窓用換気扇』が、頭から離れません。

『特許の落し穴』の落ちないためには、特許法の基礎を学ばねばと、平成3年に特許庁の外郭団体である社団法人発明協会で学び、特許実務は、特許事務所で学びました。私の課題は、どうやったらモノマネが防げるか?

開発商品をモノマネから守るには、特許権しかないが、『特許の落し穴』に落ちたら、苦労して開発した新商品も、高い経費をかけてようやく勝ち取った特許権も、すべてが『水の泡』です。

特許に詳しくなく、出願書類を作れない中小企業が今までの何倍も強い、モノマネを防げる特許権を取るには どうしたら良いか?


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