下の図は、コピー機の基本構造図です。
このコピー機の原型は、1937年カールトン(米国)が、発明したもので、静電気を利用してコ ピーをとる機械です。
コピー機の構造を簡単に説明します。
技術的に正確な表現ではありませんが、従来の技術を組合せると「なぜ、特許権が取れるか」 が、分かっていただければと思います。
1) コピーしたい原稿に光源から光線を当てます。原稿に当たった光線は、反射板(鏡)で反射され、感光ドラムの表面に当たり反転映像(原稿の 白い部分が黒く、黒い部分が白く映る)を描きます。・・・・・カメラや望遠鏡の光学技術の応用です。
2) この感光ドラムに電圧器(低電圧)で電圧(静電気です)をかけ、感光ドラムの近くにトナー (炭素の微粉末)をおくと、トナーは静電気に吸い寄せられて感光ドラムの表面にくっつきます。このときのトナーのくっつき方は、感光ドラムの表面の黒い映像部分にくっつき、白い映像部分 にはくっつきません。
3) こうしてトナーがくっついた感光ドラムの近くにもう一つの電圧器をおいて高電圧をかけ、 感光ドラムと電圧器(高電圧)の間にコピー用紙をはさみますと、感光ドラムの表面のトナーがコ ピー用紙の表面に吸いついてくっつきます。このときのトナー用紙の上のトナーの映像は、再度、反転して、原紙の映像と同じ映像になりま す。
4) このトナーで映像が描かれたコピー用紙を加熱器(定着器)で高温加熱(150度程度)します と、トナーは溶けてトナー用紙の繊維と密着し、原紙の映像が複写されます。
以上が、コピー機の大雑把な原理です。以上の説明の1)〜4)の項目を個別にもう一度見てください。1)〜4)のそれぞれの技術は、1937年(昭和12年)当時、既にいろいろな業界で使われ、既に知られていた周知の技術でした。
知られていなかった点は、1)〜4)の技術の組合せ方です。
1)〜4)の『技術の新しい組合せ』という考え方が特許権なのです。
しかし、キャノンは、ゼロックスのコピー機の発明の本質をキッチリとつかみ、技術と異なる『技術の新しい組合せ』で新しいコピー機を開発し、特許権を獲得し、様々な商品に応用して発展させています。
お詫び! 私の表現力不足から以上の説明だけでは、
特許の本質にまで十分せまりきれているとは
言い切れず、発明のポイントの表現に過ぎない
可能性があります。ご容赦ください。
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