●◎● 非まじめ・メールマガジン ◎●◎
『 特許庁の中小企業優遇策 ! 』
2008.5.27. 67号 非まじめ発創塾 坂井 徳栄
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◆【特許についての私の思い】
中小企業の社長さん!
特許が取れても、『特許の落し穴』に落ちれば、模倣を防げません!
『特許の落し穴』は探すな!
『発明の本質』をつかめば、『特許の落し穴』が観えてくる!
先ずは、出願したい発明を『徹底的に観る』ことから始めよう!
アイデアの【本質】を追求する【非まじめ発創】で
御社の特許権を強化し、侵害・模倣から守りましょう!
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非まじめ塾の坂井です。
■ 本日の【非まじめメルマガ】
◆【非魔人=超凡人コーナー】
◆【読者様の声】
◆【非まじめ発創】
◆【あとがき】
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◆【非魔人=超凡人コーナー】
先日、東京から十数年来の友人が来ました。
遠来の悪友、お決まりの酒の帰り、タクシー内でのことです。
すっかり出来上がった二人はバカっ話なしに花が咲きました。
話の中身は覚えておりませんが、ハチャメチャナ話で、話がどこに飛ぶか
二人には見当がつきません。
こんなことは、よくある二人なんですが、これを聞いていたタクシーの
運転士の行動、考えてみたら恐かったですね!
と言いますのは、話のハチャメチャぶりに、あきれ返りながら話がどう発展
するかに興味を持ったらしいんです(話の内容じゃなく、話の発展方向に)。
帰路は、裏道を通ったものですから信越線の踏み切りで当然一時停止ですね。
深夜のことですから電車がくるわけないんですが、〜〜〜〜〜
何時まで経っても車は、再発進しないんですよ・・・・・?!
数分たちましたが、運転士は再発進しようともしません。
後続車もきましたが、警笛を鳴らしません(三条は、のんびりしてますね)。
アレッ!と思った私が「お〜い、なにやってんだ、電車なんてこないだろう」
というと、我に帰った運転士が「アッ!ハイ!」ようやく再発進です。
車が動き出したので運転士に聞きました。
私:おい!今なに考えていたんだ?
運転士:お二人の話の展開が面白くって、この話がこれからどう展開する
のだろうと、ついつい聞き耳を立てていました。ゴメンなさい!
人のうわさ話でもなく、秘密の内部事情でもなく、もちろん特許の話でも
なく、中身のないハチャメチャナ話ですから聞かれてもなんともないんですが、
タクシーの中で、極秘の話は出来ませんね!
三条は、田舎町ですが、都会地で、電車の中なんか、ほんとに恐いですよ!
昔、西武池袋線で、女子高生のちょっとしたバカッ話がウワサとなって
広がり沿線の信用金庫が取付け騒ぎで倒産寸前まで追い込まれた事件が
ありましたしね!
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◆【読者様の声】
読者の今土さんからメールを頂ました。
今土さん、メール有り難う御座いました。
メールにご返事を書きましたが、このメルマガもゼヒ読んでくださいね。
それでは、一部を紹介しましょう。
< 以下、引用開始 >
私は、現在、新しく改良した自分の発明をアメリカへ特許出願するために、
それに関連した参考書を読み漁っているが、日本の明細書などを調べると、
極めてあいまいな用語を使っているのが多い。
例えば、「装着する」などという用語が多く使われているが、この書き方だと
権利が広く、接着も、縫いつけも、リベットでの固定も含むから得な書き方
だと教えられるが、アメリカの出願様式では接着なら接着、縫い付けなら
縫い付けと書かなければならない。
請求範囲を具体的に狭く書くように言われます。
そんなわけで、英文にするために、易しい日本文の明細書を書いております。
アメリカでは特許のみで、実用新案の形式はありません。
出願料金も安く審査費用も含みます。
< 以下、引用終了 >
これについて、私の見方、考えを書いてみます。
これは、あくまでも私見ですから、後は読者の判断にお任せします。
< 私は、現在、新しく改良した自分の発明をアメリカへ特許出願するために、
< それに関連した参考書を読み漁っているが、日本の明細書などを調べると、
< 極めてあいまいな用語を使っているのが多い。
確かに『極めてあいまいな用語を使っているのが多い』です。
しかし、『実施例』には、具体的に、それも複数の例を書くべきです。
例えば、『接着でも、縫い付けでも、リベットでも』良かったら、3つの
実施例を書いた上で、少なくとも『接着でも、縫い付けでも、リベットでも
良く、さらにこれらの用語の上位概念である装着を説明』しておくことが
重要でしょう。
その上、さらに、『請求項1』では、『装着』を、『請求項2』以下で
『接着』、『縫い付け』、『リベット』を書けば良いと考えています。
次です。
< 例えば、「装着する」などという用語が多く使われているが、この書き方
< だと権利が広く、接着も、縫いつけも、リベットでの固定も含むから得な
< 書き方だと教えられるが、アメリカの出願様式では接着なら接着、縫い
< 付けなら縫い付けと書かなければならない。
< 請求範囲を具体的に狭く書くように言われます。
< そんなわけで、英文にするために、易しい日本文の明細書を書いており
< ます。
『アメリカの出願様式では接着なら接着、縫い付けなら縫い付けと書かな
ければならない』
この点は、今土さんの誤解によるものと思われます。
特許には『均等論』と言う解釈方法がありますが(詳しくは、Webで
検索してください)、これについて2000年に最高裁から判決が出て
いますし、米国でも2002年に判決が出ました。
(『均等論』については、Webで検索してください)
これらの裁判結果から考えても、『実施例』には複数の具体例を書き、
『請求項』には、上位概念と、下位概念を書く必要がある
と考えています。
上記のように、『請求項』と『実施例』を書き分ける必要があります。
< アメリカでは特許のみで、実用新案の形式はありません。
< 出願料金も安く審査費用も含みます。
『実用新案』があるのは、確か、日独の2ヶ国だったと思います。
何よりも悪い制度は、『審査請求制度』でしょうね。
特に、個人や中小零細企業にとって、許しがたい制度ですね。
この『特許審査請求』には、経費がどの程度必要なのでしょうか?
『特許審査請求』は『168,600円+4,000円×請求項数』です。
例えば、請求項が4の場合、
168,600円+4,000円×4=184,600円
と言うことです。
しかし、この184,600円という金額は、個人、中小企業、ベンチャー
企業にとっては、大金です。
何といっても、
審査請求の結果、『拒絶査定』を受けたら全てがゼロ、0ですからね。
それはそうとして
『審査請求制度』どころか、『無審査で登録、後は、登録者と、模倣者
同士で解決』してくれと言う国さえあったように記憶しています(日本の
現行実新並み もう法改正されたかも知れませんが〜〜〜?)。
◆【非まじめ発創】
今土さんのメールに触発され、『特許庁の中小企業優遇策』について
考えて見ましょう。
先ずは、審査請求について。
ただし、ここでは、特許庁に納付する料金だけを考えます(別途、弁理士
費用が必要)。
『168,600円+4,000円×4=184,600円』と言う
『審査請求料金』は、個人、中小企業、ベンチャー企業にとって大金ですよね。
それとは別に、出願時に16,000円かかっていますから合計すると
184,000円です。
これだけかけて『拒絶査定』されると一銭も戻らずパァ〜、と言うことです。
この『審査請求料金』のときの特許庁の説明では、確か欧米では40〜50
万円もかかる、と言っていたように記憶しています。
しかし、米国では、個人、中小企業、ベンチャー企業には特別割引制度が
ありますから救われます。
と言うわけで、日本でもこうした『割引制度』がないものでしょうか?
実は、あるんですよ!
利用しない手はありませんね。
ナニ、なに、個人、中小企業、ベンチャー企業には特別割引制度って
どんな制度なんだ?
ああ、やっぱり気になりますか?
いろいろありますよ。
後は、特許庁か、弁理士に聞いてください! なんて言ったら、
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されそうですから、せめて調べ方だけでも書いておきましょう!
先ずは、特許庁のホームページを開けてください。
⇒ http://www.jpo.go.jp/indexj.htm
ホームページの中央に『特許行政サービス一覧』があり、
そのすぐ下に、『料金が安くなる?』と、『無料で先行技術が調査できる?』
と言う2つの項目が並んでいます。
この2項目の中身を良く見てくださいね。
最初に、『料金が安くなる?』をクリックして見てください。
『審査請求料、特許料の減免』と言う見出しが目に飛び込んできました。
そして、次のようなウレシイ説明があります。
『研究開発型中小企業、資力に乏しい個人・法人及び大学等を対象に、
審査請求料の免除又は半額軽減、特許料(第1年分から第3年分
(一部は第6年分まで))の免除、半額軽減又は3年間猶予(注1)の
措置を要件に応じて適用します』
対象が『研究開発型中小企業、資力に乏しい個人・法人』ということで、
『商品開発する企業は、研究開発型企業』ということでしょうから御社も、
あなた個人もその対称になるでしょうね!
そして、表2の『業種毎の従業員数の基準』を見ると
a、製造業、建設業、運輸業、その他(除b〜e)300人
b、小売業50人
c、卸売業、サービス業100人
d、旅館業200人
e、ゴム製品製造業900人
どうですか?
ウレシクないですか?
その下には『審査請求料返還制度』という見出しもありますね。
さらに、もっと下までスクロールしてください。
『中小企業等特許先行技術調査支援事業』
説明を見てください。
『中小企業・個人の方からの審査請求前の特許出願について、
出願人本人の依頼に応じて、特許庁から委託を受けた民間調査事業者が
先行技術調査を行い、調査の結果を送付いたします。審査請求を行うか
否かの見極め(※1)にお役立て下さい(無料)』
なんと無料で調査してくれるんですね。
これは、使い方一つでものすごい価値が出てきますよ。
この制度をお客さんにお進めして無料で調査しました。
ただ一つの難点は、この制度はあくまでも『無料の予備調査』であって、
特許権を取るには、改めて『審査請求』しなければならない、
と言う点です。
『なんだ、それじゃぁ〜価値がないじゃないか』と思う人もおられるで
しょうが、法や制度というものは、使い方一つなんですよ。
たとえば、この制度を使って調査し『特許権が取れそうにない』と
思ったら『審査請求』しなければ良いんですよね。
この制度は、大企業には使えない制度です。
模倣者は、悪知恵さえ使うのですから
『乾いた雑巾をさらに絞る』と言われるトヨタに負けないように
思い切り『知恵』⇒『智恵』を絞り出しましょう!
これについては、ここまでにして『特許行政サービス一覧』に戻ります。
『特許行政サービス一覧』の中央右側の『無料で先行技術が調査できる?』
は、今見たことを再度説明したページです。
それでは、『特許行政サービス一覧』左側のナビゲーターを見てください。
下のほうにスクロールすると、『中小企業・個人向け支援情報』と言う項目が
ありますが、これも見ておかれたほうがいいですね。
様々な支援策が書かれていますよ。
知恵を絞って、利用できるものは、ドンドン使いましょう!
予定のページも終わりましたので、今日はここまでにします。
今土さん、メール、ありがとうございました。
お蔭様で、メールが1本書けました。
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◆【あとがき】
5月も今週で終わりですね。
そういえば、ソメイヨシノ(またかよ! まぁ、そう言わずに〜〜〜)
真っ赤なサクランボが20個ほど、青葉の陰にぶら下がっています。
と思ってみていたら、赤くなった順に見えてくるだけなんですね。
青いサクランボと青葉の見分けがつかないだけなんですよ。
どんな味か? 食べてみたいんですが、
何しろここは4階(死海じゃないですよ!)、私の目の前なんですが、
手が届きません。
それにしても、ソメイヨシノに子孫は残せないと言われているのにどういう
ことなのでしょうか?
大きさは、直径が、なんと5ミリくらいです。
それでも、『真っ赤なサクランボ』、可愛いですね。
「黄色いサクランボ」、じゃないですよ(ウ〜ン! 古いかな〜〜〜)。
古希を迎えた私を見習って〜〜〜?!
ソメイヨシノが突然変異したのでしょうか?
お前が咲けば『狂い咲きだ!』なんて言わないでね。
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今日も、最後までお読みいただきまして 本当に有り難うございました。
今回も読みやすい、親しみやすい非まじめメルマガには、程遠いようですね。
『均等論』なんて言う難しい言葉まで飛び出して〜〜〜。
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発行責任者:坂井 徳栄 himajime@apost.plala.or.jp
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