●◎● 非まじめ・メールマガジン ◎●◎
『 【履物】非まじめ思考 ! bQ 』
2008.4.29. 63号 非まじめ発創塾 坂井 徳栄
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中小企業の社長さん!
特許が分らなくても、ここがわかれば、特許が取れる!
侵害や模倣されない強い特許が、取れますよ!
出願前に『特許の落し穴』を減らすだけで、特許権が強くなる!
ローテク品製造の中小企業の
アイデアの【本質】を追求する【非まじめ発創】で
御社の特許権を強化し、侵害・模倣から守ります!
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非まじめ塾の坂井です。
桜も終わり、4月も終わりです。
イヤイヤ、4月が終わりと言うことは、連休が始まったと言うことですね。
4月26日(土)から5月6日(火)まで長期連休の方も多いでしょうね。
冗談じゃない、こういう連休が一番忙しいんだ、と言う方は、お気の毒様!
私なんか、曜日も祝祭日も意識しない生活を送っていますから、その証拠に
今日は、「みどりの日」だそうですが、『非まじめ・メルマガ』をお送りします。
ほんとに『非まじめ』なんだから・・・!
そこで、さらに『非まじめ』に、
強いて『桜の話』をシツコク『非まじめ』に発創して書きます。
と言うのも、商品開発や模倣防止対策には、この程度のシツコサでは話に
ならないことを伝いたいためなんです。
な〜に、最初の出だしだけですからチョッとだけお付き合いください!
花びらが散った後には、濃いピンクの鍔が残り、緑の若葉が伸びてきました。
ところで、この桜は、ソメイヨシノですからこの濃いピンクの鍔は、
もう少したつとポトポト落ちる運命なんですね。
黄色い山吹は、自然界でそのように進化したのですが、ソメイヨシノは、
人間が強制的に作り出したものです。
インターネットで調べますと、ソメイヨシノの起源はエドヒガンザクラと
オオシマザクラの交配によって生まれた一代雑種でサクランボができず、種が
取れないそうです。
しかも、今日本全国に移植されたソメイヨシノは、たった一本の一代雑種の
ソメイヨシノから接木だけで増殖したものだということで、子孫を残す能力が
ない哀れな存在なんですね。
そして、ソメイヨシノ寿命60年説があって、ソロソロ寿命がつきかけて
いるらしいですよ。
片親がエドヒガンザクラと言う大変長寿で、全国には樹齢千年級のものが
数多く存在する長寿の桜から誕生したソメイヨシノが薄命とは哀れです。
技術の進歩の名を借り、自分勝手にソメイヨシノを生み出した人間は、
なんと、罪深い存在なんでしょうか・・・?
と言いながら、『模倣防止対策』の名を借りて商品開発を応援する私は、
もっと、もっと罪深く、その上『ずる賢い』存在なんでしょうか・・・???
あ〜ぁ、なんと『非まじめ』なことを書いているんでしょうかね!!!?
それにしてもインターネットは、便利ですが、読めても書けない字が多く
なりました。
これも人間の退化の一種じゃないでしょうか?
何はともあれ、窓越しの桜を見ているだけで、ソメイヨシノのおいたちから
末路まで見えたような気がしてくるのですから『徹底して観る』ならば、
『もっともっと重要なことに気づく』はずです。
『非まじめ発創』で、
● 『見る』 ⇒ 『観る』 への転換
● 『目的追及・展開』
● 『追及・展開した目的の技術的組立』
この3つの基本を『どこまで徹底し、どこまで続けるか』に
かかっています。
長寿桜を拾ってみました。
「山高神代桜」 山梨北杜市武川町山高・実相寺 樹齢1800〜2000年
「岐阜の淡墨桜」 岐阜県本巣市根尾板所字上段 樹齢1400年
「素桜神社の神代ザクラ」 長野県長野市大字泉平素桜神社 樹齢1200年
「三春滝ザクラ」 福島県田村郡三春町大字滝字桜久保地内 樹齢1000年
「馬場ザクラ」 福島県安達郡大玉村 樹齢1000年
ところで、熊野井さんからご質問を頂いたご質問ですが、差し上げたご返事を
補充させていただきます。
< 引用開始 >
『強い特許権を取ろう』編を拝見させて頂きました。
危うく、「丸投げ特許出願」をやってしまう所でした。
弁理士はアイデアを補足、書き足す事はしない!!
弁理士はアドバイザー的存在だと無意識に思い込みをしていました。
また、「説明の言葉」の一字一句を慎重に選択する重要性も理解できました。
質問1、
「2つの○○」と書いたとき「3つの○○」は権利に含まれ特許侵害となる。
この部分が理解できませんでした。
< 引用終了 >
このご質問に対し「消しゴム付き鉛筆」を使ってご説明しましょう。
消しゴム付鉛筆は、
鉛筆本体(1)と、 消しゴム(2)と、
鉛筆本体(1)に消しゴム(2)を取付ける金属筒(3)と
で出来ています。
式で書くと 消しゴム付鉛筆(A)
= 鉛筆本体(1) + 消しゴム(2) + 金属筒(3)
となります。
もし、この金属筒(3)の代わりに、例えば、接着剤(4)でくっつけたと
したら、 消しゴム付鉛筆(B)
= 鉛筆本体(1) + 消しゴム(2) + 接着剤(4)
ですから、消しゴム付鉛筆(A)の 金属筒(3) が使われていない。
したがって、 消しゴム付鉛筆(A) ≠ 消しゴム付鉛筆(B)
であり、特許権『消しゴム付鉛筆(A)』の重要な要素(構成)である『金属筒
(3)』を使わない『消しゴム付鉛筆(B)』は、『消しゴム付鉛筆(A)』の
特許権を侵害しない、と言うことです。
もし、特許権『消しゴム付鉛筆(A)』が、
= 鉛筆本体(1) + 消しゴム(2)
と言う権利であれば、
『消しゴム付鉛筆(B)』が、
鉛筆本体(1) + 消しゴム(2) + 接着剤(4)
と言うことになると、特許権『消しゴム付鉛筆(A)』の重要な要素である
『鉛筆本体(1)』と『消しゴム(2)』の両方を使っていますから
『消しゴム付鉛筆(B)』は、『消しゴム付鉛筆(A)』の特許権を侵害する、
と言う逆の結果になるのです。
ほんとに特許はややこしい!
ましてや、言葉と言う小難しい道具で説明しなければならないのですから
ここまで考えると弁理士業は、ホントは大変なんですよ!
すっかり前書きが長くなりましたが、前々回のメルマガでは、タンマ君から
「チョッと、待った!」と言われた『【履物】非まじめ思考!』の続きを
書きましょうね。
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前々回のメルマガでは、田下駄について書きましたが、古墳時代には、
すでに階級制度が出来ており、身分の高い人達の中では農作業用ではなく
儀式用の下駄が使われ始めていたようです。
前に書きましたが、古墳時代の下駄は、
左右2個ずつ計4個の穴が開けた板の
左右の穴にワラや縄を通して足にくくりつけていたようですね。
今風に言うとサンダル型の下駄です。
このようなサンダル型の下駄は、例え儀式用といえども抜けやすくて
困っただろうと思います。
そこで、意識したかどうかは分りませんが、
当時の人が、『左右の穴にワラや縄を通して足にくくる』ことに注目して、
『使用中に脱げにくくするにはどうするか』を考えたでしょうね。
『非まじめ流』に言うと、『目的の追求』です。
そして、『追求した目的を達成するための手段の再構築』の結果、
『三つ穴の下駄』が登場しました。
現在の下駄の原型で、『後方の左右』と『前方の中央』に穴のある下駄で、
『鼻緒』が登場したのです(登呂遺跡、鏡山古墳、稲荷山古墳などで出土)。
一方、単なる一枚の板で作ると、4つ穴であっても、3つ穴であっても、
それらの穴に通すワラや縄がすぐに擦り切れ、その都度ワラや縄を付け替え
なければなりませんからわずらわしかったでしょうね。
このような『不便さから開放されたい』という『目的』で『一枚の板で
できた下駄』の裏側に『様々な突起(二枚歯の原型)』がつくられたと思われ
ます。
さらに、雨降りの中、足がぬれない下駄を作るという『目的』で『歯高が
高い二枚の歯をはめ込む足駄(下駄の原型)』が登場しました。
もちろんこれも、『非まじめ流』に言うと、『目的の追求』と『追求した
目的を実現するための手段の再構築』ということになります。
しかし、この3つの事例をもう一度観直(見直)してみましょう。
1. 左右合計4つの穴 ⇒ 前後合せて3つの穴の下駄
2. 穴に通すワラや縄のすり切れ ⇒ 板の裏側の突起(突起付き下駄)
3. 板の裏側の突起 ⇒ 歯高の高い歯(下駄の原型)
さ〜てと、こうやって並べた3つの下駄の進歩から何かが観えてきませんか?
『見て』いても、『観え』ませんよ!
観るんです、観るんです、見ていてもダメなんですよ!
これが分れば、商品開発の80%、イヤイヤ、96%完成なんですよ!
アイデアを、商品も、特許も、ここに気づかないから苦労するんです。
5年たとうが、10年たとうが、観て、観て、観尽くしてください!
トコトン、徹底的に『観て』ください!
『穴を観るか、縄のすり切れを観るか、歯を観るか・・・どこを観るか?』
観る位置で、開発商品の方向が決まるんです。
『穴を観た人は、3つ穴の下駄をつくり
縄のすり切れを観た人は、板の裏に突起をつけ、
歯を観た人は、歯高の高い下駄を作っているのです』
昨日はそこを『見て』いたのに、今日は、あっちを『見』、明日はこっちを
『見』、何時までも、『見て』いるだけでは、開発できません。
昨日はそこを『観て』1つ解決し、今日は、あっちを『観て』1つ解決し、
明日はこっちを『観て』又1つ解決し、1つ1つはたいしたことでもない
のだが、4つ合せたらとんでもない発明が出来ちゃった、
何てこともあるのです。
前にも書きました。
【非まじめ発創】は、
1. 『見る』 ⇒ 『観る』 への転換
2. 『目的追及・展開』
3. 『追及・展開した目的の技術的組立』
このようにあきれ返るほど単純な構造ですが、単純な構造だから使いやすい
上に、各段階を徹底するからこそ、自動的に潜在意識をこき使うことになり
ます。
『当たり前のことを、当り前に、当り前のこととして、1つずつ、1段ずつ、
当り前以上に徹底してやってください』
その結果、本人の想像以上に効果のあるアイデアが生れやすいのです。
※ 以上は、私の作文ですから、古代の日本人がこのような経過で
モノ・コトを『観て』いたというものではありません。
古代人は、モノ・コトを固定観念にとらわれず、もっと素直に
『観て』考えていたことでしょう。
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【あとがき】
フゥ〜! やっと書けた。
ようやく結論らしきものを表現できた。
とは言うものの、ここに書いたことを実行するのは、並大抵ではないんです。
言い出しっぺの私自身、ここに書いたことが思うに任せず苦労しています。
せめて、せめて、弁理士がやってくれない『模倣防止対策』で
お役に立ちたいと頑張っています。
これで、下駄の話は、一旦終わりますが、
『 【履物】非まじめ思考 ! 』は、始まったばかりです。
『履物』は、下駄だけではありません。
『非まじめ発創』で、まだまだ『履物の追及』を続けます。
何といっても、『履物の構造』は、比較的説明しやすく
あなた様に『非まじめ発創』の基本をご理解していただくには、
格好の題材です。
夢のある題材ではありませんが、特許と商品開発に興味があり、
世界一分りやすく、使いやすい『非まじめ発創』で特許商品を開発したい
あなた様に、ご理解いただけるように説明する題材としけ、扱いやすいので、
しばらく追いかけます。
たかが履物、されど履物、
あなた様に『非まじめ発創』をご理解いただくために頑張ります。
今日も、最後までお読みいただきまして 本当に有り難うございました。
まだまだ、読みやすい、親しみやすい非まじめメルマガには、程遠いです。
でも、メールを下さる方がおられると、張り合いがあるだけでなく、
頑張らねばと、自分ムチを入れられます。
この記事について
あなたのご感想や、ご意見をメールで教えてください。
あきれ返ったタワゴトだ、なんて言わないで、メールを下さい。
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続けるためにも、坂井あて、メールをください。
メルマガの読者さんにも役立つものは、ご承諾いただいたもの以外は、
質問者を特定できないようにして
非まじめ・メルマガに取り上げさせていただきます。
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発行元:原点発創研究所: 非まじめ発創塾
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発行責任者:坂井 徳栄 himajime@apost.plala.or.jp
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