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『 非まじめ発創の基本的考え方 』
2008.1.8 53号 非まじめ発創塾 坂井 徳栄
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明けまして お目出度う ご座います。
平成20年が始って1週間、会社勤めの方も仕事が始ったことでしょうね。
非まじめ塾の坂井です。
1月2日の非まじめメルマガ新春特別号の内容に戸惑っておられることで
しょう。
今日が、本格的な非まじめメルマガの第1号です。
なぜ、新春特別号をお送りしたかと言いますと、
知人で特許に詳しい山谷深志氏に言われた一言です。
山谷氏が、『メルマガが長すぎ、中々時間が取れない』、と言われるのです。
前にも、桜田様からもご指摘されていたことなのですが・・・
メルマガを続けけることが第一と、考えていました。
ご指摘くださった桜田様、ごめんなさい。
この山谷氏は、80本以上の特許出願を自分で書き、意見書も手続補正書も
自分で書いて権利化している人ですから私のメルマガは、キチンと読んで
くれているだろう、と思っていたのです。
しかし、『メルマガが長すぎ、中々時間が取れない』、と言われるのです。
と言ったわけで、新春特別号をお送りしましたら、数名の読者様から激励や
おほめのメールが届きました。
メールを下さった方々、本当に有難うございました。
その中のM氏から山谷氏と同様のメールをいただきました。
『メルマガが長すぎて冗長だ。後で読もうと思っても時間が取れない』との
ことです。
その上、さまざまなご提案を戴きました。
有難うございました。
私自身、書きすぎかなぁ〜!
こんなに長くて読んでいただけるかなぁ〜?
と、思っていたところに、ご両名様からの同意見のご指摘、身にしみました。
いただいたメールを参考に、できるところから一つづつなおしていこうと
思っております。
(個人を特定できないように、すべて偽名としました)
先ず今回のメールは、何時もよりかなり短くまとめました。
本文は、A‐4で3ページほどです。
このメールに対しても、ご意見をいただけると有り難いです。
新春特別号の中で非まじめメルマガで私がお伝えしたいことは、
★ プロの弁理士であっても、『丸投げ出願』してはならない
★ 弁理士に頼む前に十二分に準備し、出願内容を正確に伝えよ
の2点だと、書きましたが、そのためには何をやれば良いのか?
新年にあたり、今回から非まじめ発創の基本的考え方を書くことにします。
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2冊の小冊子は、
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いづれの冊子も、
特許に詳しくなくともご理解いただけるように書いております。
・・・ こんな具体例で説明した分りやすい中小企業向けの冊子や著書は、
弁理士は、絶対に書かないし、明かさないでしょうね! ・・・
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さて、今日の本題『非まじめ発創の基本的考え方』に入ります。
■■■ ポイント ■■■
● 『見る』 ⇒ 『観る』 への転換
● 『目的追及・展開』
● 『追及・展開した目的の技術的組立』
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先ず、今回は、
第一のポイント ★ 『見る』 ⇒ 『観る』 への転換 ★
よく言われることですが、
見て観えず、聞いて聴こえず
自分では、『見た』つもりであっても、なかなか思い出せないものです。
『5分間良く見ろ』と言われ、5分後にそれを取上げられた後で、その
見ろと言われた物についてさまざまな質問を受けたら『完全に答えられない』
ものです。
例えば、円形の土鍋の構造を説明しろ、と言われたら説明できますか?
この土鍋の蓋だけでも説明してください。
意外と難しいものです。
私なりに説明してみましょう(一般的な土鍋の蓋だけを説明します)。
全体が上方に盛り上った円形のお椀形で、内面に凹部が形成されています。
お椀形の上端に環状のツマミが飛び出しています。
ここまでは、すんなり書けると思いますが、これだけでは不十分です。
上方にお椀形に盛り上がった蓋には、内外を貫通する空気孔が開けられて
います(空気孔の位置も書ければもっと良い)。
つぎが忘れやすいところでしょう。
環状のツマミには、V型の切込があります。
5分見ようが、10分見ようが、『見』ていたら蓋の一番上にあって、
いやおうなく見えている『V型の切込』を忘れてしまうのです。
例え、5秒でも『観る』人には、この『V型の切込』が、チャンと『観える』
ものなのです。
これが、私の言う
『見る』 ⇒ 『観る』 への転換 なのです。
これは、書いている私にとっても至難の技です。
このことを私に気づかせてくれたのが、高等学校以来のポン友・TK氏です。
TK氏との話しの中で同氏は『天気の良い日と、雨の日では、松の葉の間から
見える空の広がりが全く違う』と言うのです。
同氏は、『天気の良い日は、青空が良く見え、雨の日は見え辛い』と言う
のですね。
ニブイ私には、まだ言う意味が良く分からなかったので、その理由を聞いて
みました(聞いてはいたが、聴こえていなかったのです)。
観察眼の鋭いあなた様は、もう理由もお気づきのことでしょう。
理由は、当り前のことなんですが、高気圧のときは草木の葉が思い切り開く
のに対し、低気圧になると、逆にしぼむからなんですね。
松の葉も植物ですから同じ原理が働くわけで、同じ松でも種類によって開き
方が違うそうですが・・・この観察眼にはまいりました。
言われてみれば、当り前のことですが、田舎育ちの私ですから松ノ木は
50数年間ず〜っと『見て』育ったのです。
にもかかわらず、同氏からこのこと聞くまでは、全く気づきませんでした。
(これも『見て』はいたが、『観て』いなかったと言うことです)
観察眼の違いと言うか、『見る』と『観る』の違いに過ぎないのです。
これだけで終わらないところが、TK氏です。
この観察の成果を日常の生活で、天気予報に活かしているのですね。
たとえドンヨリとしたくもり空でも、松の葉が開いておれば、ゴルフなど
雨ではできない外仕事に出かけますが、松の葉がしぼんでおれば、取り止め
です。
松は、植木鉢の松でも良いのですからあなたの生かして見ませんか。
さらに、TK氏は続けて商品開発は、
『開発対象商品さえ決まれば、今ある商品と違う技術を組合せるだけだ』
と言います。
私も、全く同感です。
非まじめ・メルマガに時々登場願っている、Mr.]氏も同じことを言われます。
そして、Mr.]氏は、こんなことがあったそうです。
欠陥のある試作品ができたが、展示会まで日にちがなく修正が間にあわず、
欠陥を隠したまま出品したそうです。
もちろん、販売する商品は、欠陥を修正した商品で、良く売れたそうです。
この展示会で欠陥付き商品を見た模倣者が、この欠陥に気づかずに模倣して、
大損害を受けたとのことです。
ここまで安易に模倣する模倣者もいるのですからシッカリ特許権を取って
おきましょうね!
ナゼ、この模倣者が『欠陥付き』と言う落とし穴にはまってしまったので
しょうか?
アッ! こから下は、模倣や特許破りを推薦するために書くのではなく、
『見る』と『観る』の違いの説明ですから誤解しないで下さいね。
『欠陥付き』と言う落とし穴にはまった理由は、簡単です。
『見』ていたが、『観』ていなかった、と言うことです。
模倣者が、『欠陥付き試作品』を『観』て、その『本質』をつかめれば、
こうした『落とし穴』にはまらなかったはずですね。
1時間『見』続けようと、100時間『見』続けようと、『見』ているうちは
モノゴトの『本質』が『観』えない、と言うことです。
モノゴトを徹底的に『観』て、その『目的を追求』しなければ、モノゴトの
『本質』は『観』えてきません。
モノゴトの『本質』を『観』て、 モノゴトの『本質』を『実現するために、
従来の別の技術を組合せ』れば、新しい商品を開発できるのです。
さぁ〜あなたも、今日から『観る』訓練を始めませんか。
参考までにヤフーの辞書検索で、『みる』を引くと、『見る・視る・観る』
がでてきますから読んで、その違いを知っておくと良いでしょう。
私の手元にある大修館書店の『漢語林』には、『みる』と言う漢字が22も
のっています。
それぞれ意味が少しづつ違うようです。
それでは、今日は、ここまで
『目的追及・展開』と、『追及・展開した目的の技術的組立』は、次回で。
■■■ ポイント ■■■
● 『見る』 ⇒ 『観る』 への転換
● 『観』て、『本質』をつかもう
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【あとがき】
今年から短時間で読めるように、非まじめ・メルマガを衣更えし、焦点を
しぼって、ページ数を今までの半分ほどの短めのメルマガを心がけます。
しかしながら品質を落とさずに焦点をしぼり、短いメルマガを書くことは、
意外と大変なんで、驚いています。
非まじめ・メルマガ、最後までお読みいただきまして
本当に有り難うございました。
今日のメルマガいかがでしたか?
分りやすかったでしょうか?
参考になりましたでしょうか。
この記事について
あなた様のご感想や、ご意見をメールで教えてください。
私にできるご要望には、お答えしたいと思っています。
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ためにも、坂井あて、メールをください。
メルマガの読者さんにも役立つものは、
今回のメルマガのように、質問者を特定できないようにして
取り上げさせていただきます。
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発行責任者:坂井 徳栄 himajime@apost.plala.or.jp
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