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発明は【不】の解決だ!・・・が・・・?
2007.7.10. bR9 非まじめ発創塾 坂井 徳栄
●◎●◎● http://www.himajime11.com ●◎●◎●
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非まじめ塾の坂井です。
今日も お読みいただきまして有り難うございます。
ご質問や感想もいただけると、ハゲミになります。
ゼヒ、送ってください。
前回、前々回と、続いて大変カタイ、アゴのつかれる
『非まじめ・メルマガ』で、私の頭がパンク寸前でした。
そこで、今回は、やわらかい話にしたいのですが・・・
どうなりますことやら・・・???
でもねぇ!
毎日書いている特許明細書のクセが出てきて、
果たして、やわらかい文章になりますことやら・・・?
題名、『発明は【不】の解決だ!・・・が・・・?』自体
見るからにカタそうですねぇ!
イヤイヤ、堅いだけではなさそうです。
トンデモナイ題名ですね。
こんなトンデモナイ題名を振りかざして、私に何が書けるのか・・・???
なには、ともあれ、挑戦してみます。
まえがきは、これくらいにして、本題に入ります。
『発明は【不】の解決だ!』
確かにそのとおりです。
言葉としては、良く分かりますよね。
では、言葉で『発明は【不】の解決だ!』の意味が分かったから、
ドンドン新商品を開発できるのか?
言葉で分かったところで、そう簡単ではありません。
私なりに、『どうやったら新商品を開発できるか?』に
挑戦しているんですが、なかなか容易ではありません。
一つは、後述する『遠赤外線治療具』です。
今一つは、ただいま研究中なので書きませんが、日本でも数千年前から
使われている物の改良発明です。
いい加減にしろ!
数千年前からあるものを今頃考えたって特許が取れるもんか?
いえいえ、物は『見る角度が違え』ば、まだまだチャンスがあるんですよ!
それをあなたに分かってもらいたくて挑戦しているんです。
しかも、ローテク商品を、ローテク技術で、さらにローテクしか分からない
この私の超ローテク頭でも特許商品が開発できることを証明したいのです。
もしこれができれば、中小企業の方々の元気つけにもなり、
中小企業の商品開発に対する意欲がわいてくるんじゃないかと、
心ひそかに願っています。
とは言うものの、簡単にいきそうにありませんが・・・!
完成したら、非まじめ・メルマガでも取り上げますが、
期待しないで待ってテクダサ〜イ。
※ なお、これらの出願目的は、
● どうやったら新商品を開発できるか?
● どうやったら強い特許権が取れるか?
について、説明するための資料として提供するためのものであり、
商品化を目指したものではありません。
ところで【不】とは、何でしょうか?
分かっているつもりでも、意外と分かっていないものなんで
辞書で確認します。
・・・当たり前のことでも、確認することが大切です・・・
意外なものですね。
先ず始めに『不』の意味を確認したくてインターネットの辞書検索したん
ですが、『不』の意味を説明したものがありません。
ヤフー辞書で検索しても、『不』そのものの意味が出てないんですね。
⇒ http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=%C9%D4
それではと、手元の辞書で見ましても
岩波『広辞苑』 ⇒ 打ち消し、否定の意
集英社『常用国語辞典』 ⇒ 打ち消しや否定をあらわす語
これしか書いてありません。
やむを得ませんから私の手前勝手な文章にします。
よく言われることですが、『発明は【不】の解決だ!』
有名な中村修二氏の『青色発光ダイオード』は、光の三原色である赤、緑、
青の中の青を解決したものですね。 ※ 色の三原色:赤、黄、青
すべての光は、この赤、緑、青の組合せだということですから、『青色発光
ダイオード』の発明で、信号機やコンピュータなどの色の問題が解決したわけ
ですから『「不」の解決』ですね。
この『青色発光ダイオード』の発明は、当時20世紀中には解決できない
『不』だと言われていたものですから、大変な発明です。
しかし、私のホームページの『特許の本質』にも書いたコピー機の発明は、
どうでしょうか?
『特許の本質』 ⇒ http://www.himajime11.com/category/887978.html
起業家を育成する資金が集まりやすいアメリカで、コピー機製をつくる資金が
集まらず、散々苦労したそうです。
その最大の理由は、こんなコピー機を誰が使うんだ、見て書き写せば
それで良いじゃないかと(当然手書きです)、コピー機の良さや便利さを
理解してもらえなかったようですね。
どんなに良い発明品でも、経営者に理解してもらえなければ、商品化でき
ませんし、たとえ商品化しても、消費者に理解してもらえなければ、売れ
ません。
このことは、現在の社会でもまったく同じです。
わが社のこんなにすばらしい商品がなぜ売れないんだ、
という方が沢山おられますが、その第一の理由は、
卸や小売業者によさを理解されないことでしょう。
第二に、卸や小売業者に理解されなければ、店に並びませんから消費者の目に
入りません。
消費者の目に入らないものが、売れるわけがないですね。
第三に、たとえ消費者の目に入っても、消費者に理解されなければ、これも
また売れませんし、見ても興味がなければ、振り向いてもくれません。
どうやればいいんだ?????
それじゃ〜、いっそのこと、消費者に聞いてみたらどうだ???
残念ながら、消費者もその答えが分かりませんから、答えられません。
試作品を見て、多くの人が良い物を開発しましたね、とホメテくれたので、
その気になって商品化したが、まったく売れない。
こんな例が山ほどあります。
この新商品を見た他社が、ちょっと改良したモノマネ商品が大ヒット!
この悔しさといったらありませんね。
数年前、大ヒットした『ご飯がくっつかないシャモジ』なんかその好例で
しょうね。
商品開発をあきらめれば、他社の開発商品に押されて売り上げが減るだけ。
最悪の場合、「おとうさん」ならぬ『倒産』です。
中小企業が、生き残るためには、商品開発を続けなければならないのです。
大変難しいことではありますが、やらなければならないのです。
私自身、この答えを求めて挑戦中なんですが、
いまだに、これはという決定打が見つかりません。
その一つが、
2006.10.10.bP7の非まじめ・メルマガで取上げた
『特許調査の結果、似たものがあったらどうするか?』
⇒ http://www.himajime11.com/article/13141487.html
これは、昨年の6月に出願し、今年の6月に優先権を使って再出願した
『遠赤外線治療具』
です。
この『遠赤外線治療具』は、私のヒザの屈筋痛の鍼灸治療のときに友人に
言われた一言がヒントになって開発したものです。
いわば、私の体験から得たアイデアを元に、他社の先願を乗り越えて、ムリ
ヤリ出願したものです。
他社の出願『東光薬品工業株式会社:実開平H07-040742:医療用
貼付剤』は、次のとおりです。
【請求項1】
アルミ箔等の遠赤外線反射する金属薄膜層と、
該金属薄膜層に接着された発泡体層と、
該発泡体層に塗布された粘着剤に薬効成分を含ませてなる膏体層とからなり、
発泡体層と金属薄膜層及び/又は膏体層に所定間隔で通気孔が多数穿孔されて
いることを特徴とする医療用貼付剤。
分かりやすく言えば、『アルミ箔の裏にスポンジを貼り付け、このスポンジの
裏に薬効成分を含ませた粘着剤すなわち膏薬を貼り付け、これらの発泡体層と
金属薄膜層及び膏体層に一定間隔で多数の通気孔を開けたバンソウ膏』という
ことです。
この特許出願を見て私は、あぁ〜、ここまで書かれていては、今回のアイデア
特許権が取れる見込みがないなぁ〜、と、一旦はあきらめたのです。
でもねぇ〜、あきらめきれないんです。
商品化ができなくとも、
特許権の取れる可能性の高い出願くらいできないものか?
お前は、伊達や酔狂で10数年も特許を学んできたわけじゃないんだぞ!
私の心とタマシイが、叫び続けるのです。
半年から1年もたってからもう一度先願を読み返してみました。
【請求項1】
アルミ箔等の遠赤外線反射する金属薄膜層と、
該金属薄膜層に接着された発泡体層と、
該発泡体層に塗布された粘着剤に薬効成分を含ませてなる膏体層とからなり、
発泡体層と金属薄膜層及び/又は膏体層に所定間隔で通気孔が多数穿孔されて
いることを特徴とする医療用貼付剤。
ンンン んんん ……・・・ チョッと違うようだな・・・
オレのアイデアには、『発泡体層』も『膏体層』もないじゃないか。
と言うことは、オレのアイデアと先願の医療用貼付剤とは別物だ・・・!
私もウカツでした。
半年も1年もたってようやく両者の違いに気づくなんて、どうかしています。
『金属薄膜層』と『多数の通気孔』と言う『共通点』気をうばわれ、
『違い』を無視するなんて・・・、 ホントにどうかしています。
『杯』の例でも話しましたが、
1 今まで世の中になかった新しいもので
2 今まで世の中にあったものよりも優れた効果があり
3 世の中の良い風俗や習慣を乱さないもの
この3点が、特許の条件です。
構造が、簡単でも良いんですね。
さぁ〜、これからが勝負です!
『違い』に気づけば、必ず『解決策』にも気づくものです。
再度特許調査です。
私のアイデアの新しいポイントは、
アルミ箔が、『反復使用可能かつ取替自在に取付けられる』
と言う一点にあります。
再三、再四、キーワードを入れ替えて調査しましたが、
アルミ箔が、『反復使用可能かつ取替自在に取付けられる』
と言うアイデアと同じものも、似たものも見つかりません。
先願の『医療用貼付剤』は、『剤』とあるとおり『薬の効用』が主眼ですが、
私のアイデアに『人工的な薬効』はありません。
人体を含む動物体が体表から放射する『遠赤外線を金属箔により動物体に
反射して自然治癒(ちゆ)能力を引き出す』ものです。
先願とは、まったく異なる発想によるものです。
昨年6月出願(元の出願)の請求項1は、以下のとおりです。
【請求項1】
通気性を備え、人体が放出する汗を吸収する柔軟な吸収・通気性シートと、
この吸収・通気性シートの表面に、人体から放射される遠赤外線を反射できる
柔軟な遠赤外線反射シートを取替自在に取付け、この遠赤外線反射シートを
広げた状態で維持できる取付部材と、
を有することを特徴とする遠赤外線治療具。
この遠赤外線治療具を優先権を使って再出願した請求項は、以下のとおりです。
【請求項2】
動物体から放出される汗を吸収し、通気性を備えた柔軟な吸収・通気性シートと、
この吸収・通気性シートの一側の面に反復使用可能かつ取替自在に取付けられ、
動物体から放射される遠赤外線を動物体に反射する柔軟な遠赤外線反射シートと、
この遠赤外線反射シートを吸収・通気性シートの一側の面に広げた状態で
維持できる取付部材と、
を有することを特徴とする遠赤外線治療具。
請求項1は、それほど大きく違っていないのですが、微妙に違っています。
たとえば、元の出願は、『人体』のみが対象でしたが、優先権出願は、
『人体を含む動物体』全てが対象で、ミミズだって、モグラだって対象です。
また、元の出願は、『吸収・通気性シートの表面に遠赤外線反射シート』を
取付けたのに対し、優先権出願は、『一側の面』と、することにより、吸収・
通気性シートの表裏のいづれ側に取付けても良いように修正しました。
一方では、特許権をとりやすくするために、遠赤外線反射シートを『取替自在に
取付け』だったものを、『反復使用可能かつ取替自在に取付けられ』と制限を
加え、他社の先願との違いを際立たせました。
この遠赤外線治療具は、私の体からの要求を特許出願に結びつけたものです。
いわゆる消費者ニーズに根ざしたものではありませんから売れるかどうかは
分かりません。
以上が、遠赤外線治療具の商品開発から特許出願への流れです。
ただ一つ、言えることは、
特許権が取れる3条件を満たしていると思えるものであることです。
特許権が取れる3条件
1 今まで世の中にない新しいもので
2 今まで世の中にあったものよりも優れた効果があり
3 世の中の良い風俗や習慣を乱さないもの
今すぐご提供できないのですが、この『遠赤外線治療具』の内容を使った
商品の開発方法から強い特許権をとるための出願準備方法について
1冊のレポートにまとめてご提供する予定です。
消費者ニーズにあった商品開発は、どうやるかについては、私も模索中です。
挑戦している商品は、数千年の歴史があり日常生活で使う商品を
『非まじめ発創』で開発するものです。
『非まじめ発創』ですから、『まじめ』一方でも、『不まじめ』でもなく
『本まじめ』『超まじめ』に発創します。
この商品は、市場が広いのに、
国内でダントツの市場を押さえたメーカがなく中小・零細企業が乱立し、
その中小・零細企業の製品が外国製品に押され四苦八苦している商品です。
それだけに、チョッと無謀な挑戦かもしれません。
■■■ ポイント ■■■
● 特許権は、構造に与えられるものではなく、
考え方すなわち思想に与えられるものです。
● 特許権が取れる3条件
1 今まで世の中にない新しいもので
2 今まで世の中にあったものよりも優れた効果があり
3 世の中の良い風俗や習慣を乱さないもの
この3条件がそろっていなければ、特許権は取れません。
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【あとがき】
最後までお読みいただき有難うございました。
分りやすかったでしょうか?
分りやすく、分り易く、と思って書いているのですが・・・。
それにしても【非まじめ・メルマガ】を書くのに時間が掛かる。
今回も、短く書きたかったんですが、いつも通り長くなってしまいました。
最後までお読みいただきまして、本当に有り難うございました。
今後も、あなたに役立つ非まじめ・メルマガを提供し続けます。
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発行元:原点発創研究所: 非まじめ発創塾
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発行責任者:坂井 徳栄 himajime@apost.plala.or.jp
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