非まじめ発創と私


プロフィール



昭和14年 新潟県三条市に生まれる

昭和37年 東証二部上場の製造会社入社

昭和44年 独立

昭和53年 株式会社設立

平成1年  ◇ 会社閉鎖
        ◇ 商品開発 支援活動 開始
        ◇ 特許法 勉強開始

平成3年  ◇ 社団法人発明協会主催:特許庁後援
          会場:工業所有権研修センター

          工業所有権法講座:工業所有権法本科コース終了

平成5年  ◇ 東京・港区大門:特許事務所 入所、
        ◇ 商品開発・模倣防止支援

平成9年  ◇ 弁理士引退 ⇒ 東京・日本橋:特許事務所 転籍
        ◇ 商品開発・模倣防止支援活動兼任

平成20年 ◇ 特許事務所 退任
            中小企業の模倣防止対策支援活動専任


 

特許と、商品開発と、非まじめ発創と、そして私


 中小企業の社長さん
 丸投げ 特許出願は 止めましょう!


丸投げ出願では特許権が取れても

特許権や商品を守れる保証は ありませんよ 


非まじめ発創塾 代表 坂井徳栄です。

私が、特許の恐さを知ったのは、30数年前、田無市(現:西東京市)の零細企業S社との出会いです。
O社長さんは、『特許出願したからもう大丈夫』、と自信満々でした。

でも、『特許出願したからもう大丈夫ではなかったんですね。
大手家電メーカーが、『特許の落し穴』をついて続々と参入。
S社は、アッと、いう間にお父さんじゃなかった倒産です。

それから二十年後、私は中小企業の新商品開発支援にかかわるようになりましたが、どうしてもこのS社の事件が気になります。

せっかく開発した商品が、簡単にマネされては、商品開発がムダになるばかりか、協力した会社を潰すことになりかねません。

高い経費を払って弁理士に頼み、特許権を取っても、頼み方が悪いと、強い権利が取れません。
強い特許権を取るためには、特許の基本を学ばねば・・・と、特許法の勉強を始めたのが、平成1年です。

平成3年には、社団法人発明協会主催の工業所有権法講座:工業所有権法本科コースで、朝9時から夕方5時まで1年間、東京:虎ノ門の工業所有権研修センターまで毎週3〜4日通いました。
講師陣は、元高裁判事、公取審査長、大学教授、弁護士、弁理士、大企業特許部課長多士済々。

平成5年、港区大門の特許事務所入所し、月1〜2度、逆に新潟に帰ってお客様の応援と言う二重生活が続きました。
その弁理士も高齢で引退され、平成9年、東京・日本橋の特許事務所に転籍し、相変わらず月1〜2度、新潟通いの二重生活でした。

お陰さまで、特許法の理解も進み、どうやったら強い特許権が取れるか、どうやったらマネられた特許権を止めさせられるかの基本を理解できるようになりました。


平成14年、弁理士法改正により、特許事務所が複数の事務所を設置できるようになったのを機会に、二重生活解消のため、この特許事務所:新潟事務所を開設し常駐することになりました。


商品開発の支援について

一方、多忙な中小企業の社長さんが理解しやすい、実行しやすい商品開発方法はないものかと、様々な商品開発書を読み漁りました。
しかし、内容の良い本は、小難しい理論先行で、中小企業の社長さんや従業員が実行するには、難しすぎるものばかりでした。

そんな中で、私の目を引きつけたのは、杉山友男(ヤマハ発動機元重役)先生の『こんなやり方もある現場改善』でした。
杉山先生にもあきれられましたが、先生の同じ講座に繰返し参加し、工場見学会にも数回参加し、先生の現場改善手法を身につけることができました。

この現場改善手法は、通称『3ム、メモ』といい、『ムダ・ムラ・ムリ』の3つの『ム』を観つけ出し、メモすることが基本です。

ただ『見て』いたのでは、『見て観ざる・・・』となり見つけられません。
杉山先生のおっしゃる『ミル』とは、『観る』ことなんですね。


次に大切なのは、『ナゼ? ナゼ? なぜ? なぜ? 何故?』と1つのことに『ナゼ』を5回繰返せば、『ムリ・ムダ・ムラ』の3つの』を観つけ出せると言うことです。

『ム』を1つでも『観つけ出せ』れば、改善策は何とかなるのです。


ここまできた私は、どうしても今一つ発想の枠が広がらないのです。
このままでは、特許商品の開発に物足りないのです。

さらに、商品開発関連書を読み漁るうちに出会ったのが、森政弘教授の『非まじめのすすめ』でした。
(森先生は、高校生のロボットコンテストで有名な元東工大教授です)

基本は、やはり『観る』ことです。
そして、『1円玉』と『手術用のメス』を例に取った『物の二面性』の説明でした。

『1円玉』は、『○』ではなく『○いと同時に□』である(上からは○、横からは□)。
『手術用のメス』と、一字違いの『ドス』の本質は、『先の尖った鋭利な金属片』であるが、『先のとがった鋭利な金属片』の良い性質を利用したものが『メス』であり、悪用したものが、『ドス』である。

『メス』にも『ドス』にも責任がなく、問題は『それを使う人の心』だ、と言うわけです。


杉山先生の『観る』と、森先生の『観る』を私なりに解釈して、商品開発用に組立てなおしたのが、『非まじめ発創法』です。


この『非まじめ発創法』も基本は観る』ことであり、『観た』ら、その『目的を追求・展開』し、『追求・展開して得られた目的を実現するための手段を再構築』するという、大変シンプルな構造になっています。

でも、構造がシンプルだからといって、甘くみると良い商品を開発できません。

気をつけてくださいね。


この大変シンプルな構造の『非まじめ発創法』で『観て』『目的を追求・展開し』『目的を実現手段を再構築』するだけで私の書く特許明細書が、様変わりしてしまいました。

どう変わったかと言いますと、大変強力な模倣防止対策が打てるようになり、模倣(モノマネ)したら止めさせられる強くて広い特許権の取れる内容の特許出願ができるようになりました。

逆に言うと、お客様から特許出願の相談を受けたら、これまでは、『ハイ分かりました』と、そのまま仕事を進めていたのですが、今は、お客様への前向きの質問も多くなり、いろいろなご提案もできるようになりました。

そして、お客様の様々な隠れた、眠っているアイデアの中から商品化・特許権化が可能な素晴しいアイデアを掘り起こすというパテントリエゾン活動もできるようになりました。

その結果、お客様が最初に考えておられた出願内容より2歩も3歩も進んだ中味も濃い内容の特許出願ができるようになり慶んでいただいております。

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   原点発創研究所 非まじめ発創塾  代表 坂井徳栄
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