鍋と発明

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■■■■■      2006.02.09. 003 ■■■■■
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     『非まじめ発創法』をお送りします。 ■





 弁理士は教えてくれない、弁理士に聞けない
  (1) 特許商品開発と
  (2) 特許出願人から見た特許権
関連の記事をできるだけ分り易く書きます。





 お問合せ、ご質問、ご要望など、どんなことでも結構です。
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 こんなこと聞くの恥ずかしい、こんな簡単なこと聞けない
・・・などと、思わず、遠慮なくお問合せ下さい。

 私:坂井に答えられることは、できるだけ早くメールで
お答えします。

 重要と思われることは、問合せ人を特定できないように
して、メルマガなどでも取り上げさせていただきます。

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 質問者から掲載を禁じられたときも書きません。



 ただ、『特許法〇条では・・・・・』と言った書き方は
私にできません。

 それは、弁理士に聞いて下さい。

 電気、化学、バイオ、なども分りませんので、
物の発明に限定させていただきます。





 商品開発の支援と、特許事務所勤務兼任で
      十数年過ごしてきた私:坂井です。
 人生最後のご奉公、中小企業のお役に立つことを
ライフワークとしています。

 遠慮しないでドンドン使いこなしてください。


 但し、商品開発の支援について、ご自分で考えず、
100% 私を頼られる方は、ご遠慮します。



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■■  鍋と発明  ■■
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鍋の歴史を振り返りながら、発明というものを
考えてみましょう。

ホント インターネットは、便利ですねぇ〜!
私は、鍋の歴史に詳しいわけではないのですが、
インターネットで調べると、こんな迷文がまとまるんです。

ああぁ〜 パソコンを使いこなせるように早くなりたい
  なりた〜い!



あなたは、鍋なしで料理が出来ますか・・・?

今の世の中では、平気ですね。
コンビニやスーパーで惣菜や冷凍食品を買ってくれば
良いんですから・・・!
一昔前には、こんなこと出来ませんでした。
便利になりました。
特に、私のような不精者には・・・・・



鍋の発明は、人類の食生活どころか、
人類を繁栄させる革命的な大発明なんです。


ところで、鍋の語源を知ってますか ?

肴瓮 ⇒ 堝 ⇒ 鍋   と変わってきたそうですよ。

「肴瓮」の意味は、
 「肴・な」 + 「瓮・べ」 ⇒ 「なべ」
なんですよね。

「肴」は、酒やご飯に添えるの肴(さかな)、
すなわち、おかずを意味します。

「瓮」は、酒や食べ物を入れる容器のことで「おかずを
煮たり焼いたりする器」と言う意味です・・・だそうです。

煮炊きしない、食べ物を盛るだけの皿・茶碗とは、意味が
違います。



知ってましたか ?
残念、私もそこまでは知りませんでした。

インターネットは、ホントに便利ですね。
こんな一言、書かなければ、「坂井って物知り」と
尊敬されたかもしれません・・・???


「堝・るつぼ」は、中に物を入れて煮たり焼いたりする器
の意味です。

「鍋・なべ」は、「肴瓮・なべ」の読みを「鍋」に当てた
ものでしょう。




土器としての鍋は、縄文時代に発明されました。
「火焔土器」です。

私の住む新潟県三条市の隣、長岡市でも弥生時代後期〜
古墳時代前期(3世紀後半〜4世紀前半)の「火炎土器」が
発掘されています。



こうして縄文時代に発明された鍋である土器が、弥生〜
古墳時代に徐々に広まったようです。


この時代には、発明とか特許という考え方はありませんで
したから他人の使っている火焔土器を見てマネ即ち学んだの
でしょう。



いずれにしても火焔土器は、器としての土器の中に物を入
れて煮るという今までなかった新しいものです。(新規な物)


また、今までは直接火にあぶって焼いていたでしょうから
単に物を載せる
皿のようなものがあったとしても、煮炊きする容器がなか
ったわけですから、構造上からも新しいです。(進歩した物)

その上、焼いただけでは、固くて食べられないものでも、
煮炊きして柔かくすれば食べられるという効果があります。



こう考えると、火焔土器は、人類の歴史を変えた偉大な発
明品であり、特許の原型を完全に備えていることになります。


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続いて弥生時代、鉄製の器:鉄器が発明されました。

土器から鉄器に換わったということを単純に見ていると、
材料が土から鉄に変わったというだけで、特許法に言う材質
の転換ですから、特許になりません。


しかし、しかしですよ・・・!
よ〜く「観て」下さい。
「見て」いては、分りませんから、「観て」下さい。

ここが重要な所です。
皆さんが「こんなもの特許にならない」と勘違いする
ところです。



土器から鉄器に変わったということは、どういうことで
しょうか・・・???
その違いを拾い出して見ましょう。



先ず耐久性
土器は、落とせば割れます。
当時は、接着剤というものがなかったはずですから、それ
だけでもう使い物になりません。
破損の心配がありませんから扱いが楽になります。
土器より鉄器の方が肉厚が薄くて軽いですからこの面から
も扱いが楽です。
構造的に様々な形に作れます。

何よりも熱の伝わり方が早いですから、短時間に煮炊きが
出来ます。
従って、枯れ木など燃料が少なくてすみますから、燃料集
めの時間も短縮できます。

拾い出せば、違いはまだまだ沢山ありますが、これらの違
いだけでも特許としての要素が十分です。



「観る」ことの重要性。
お分りいただけたでしょうか ・・・ !


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古墳時代に入ると竈(かまど)が出現しました。
これが又、鍋に劣らぬ革命的な大発明なんです。

今回は、鍋の話なので深く入らず、サラットいきます。



今までは、土の上で焚き火をし、その焚き火に火焔土器を
かけて(どうやってかけたのでしょうか? 私には、分りま
せん)煮炊きしていました。

鍋に当る炎より空中に向う炎のほうがダントツに多く、熱
効率は、10%以下だったでしょうね。

この竈の出現により鍋の形が大幅に変わりました。

竈で焚き火をしたときの炎は、外部に漏れず、竈にかけた
鍋底と鍋の立ち上がり部分に当たります。

炎が、立ち上がり部分に当ったのでは、熱効率が悪いです
から、平らな鍋底が出現します。



今までと違った新しい形の鍋です。
今までと構造の違う鍋です。
熱効率も今までの10%以下から倍以上になったでしょう。



竈の出現は、鍋にも革命を起したのです。





ここであなたに考えていただきたいのです。

このメルマガを見て「な〜るほど、特許ってそんなもの
だったのか」と感心していないで

「何か一つ変わると、それに関連する何かが変わる」

と言うことに注目して欲しいのです。



そこに商品開発の種があり、特許の種があることを・・・!

あなたの発展の礎があることを・・・!





如何でしたか? 今日の「非まじめ・メルマガ」

あなたの特許商品開発に役立つでしょうか?

ジャナカッタ!  役立ててくださいね。





ところで、鍋にも色々あります。
圧力鍋・石鍋・打ち出し鍋・おでん鍋・オーブン・クッカー
・シチュー鍋・しゃぶしゃぶ鍋・弦鍋・土鍋・鉄鍋・南部鉄
鍋・平鍋・フォンデュ鍋・蒸し鍋・行平鍋・寄せ鍋・割れ鍋
・・・・・
どこがどう違うか? 
ヨ〜ク「観」ないと、私にも分りません。

それでは、又、次回、お目にかかりましょう。
登録しないと、読めなくなるかもしれませんよ。


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■■■ ポイント ■■■

★ 『観る』 ・・・ 
「変化」を『観る』 「見て」いては『観え』ません。
  『見て、観ざる』 とも言います。ご注意を!

★ 鍋底の『変化』は、 ・・・
  『何を意味するのか?』

★ 鍋底が『変化』すると、次に何が変わるか?


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 如何ですか?
鍋の歴史『非まじめ発創』から特許を考えてみました。



 これを、特許とは、新規性があり、進歩性を備え・・・・・、
と説明したのでは、


 新規性とは何だ? 進歩性とはなんだ?
と、益々混乱するばかりでしょう。



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 如何でしたか、非まじめ・メルマガ
 お役に立てたでしょうか?
 面白かったでしょうか?


是非、役だてて下さい。


 シカトされ、無視されると悲しいばかりか、
 やる気を失います。
 ご意見、ご感想を、お送りいただけると嬉しいです。
 待ってま〜す・・・!

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意見・感想・質問等  →  himajime@apost.plala.or.jp
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発行元:原点発創研究所: 非まじめ発創塾
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発行責任者:坂井 徳栄  himajime@apost.plala.or.jp
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